電動歯ブラシを使うメリットと購入のポイントについて解説!

パナソニックが全国の歯科医400名を対象に行った調査によると、全体の86.3%が電動歯ブラシを患者にすすめている、という結果が出ています。 しかし、数ある商品から自分に合った電動歯ブラシを選ぶことは至難の業です。この記事では、電動歯ブラシを使うメリットと、購入のポイントについて解説します。
電動歯ブラシを使うメリット
電動歯ブラシには、普通のものと比べてどんなメリットがあるのでしょう?以下で、電動歯ブラシを使う2つのメリットについて説明します。
①効率よくブラッシングできる
電動歯ブラシは、手動では不可能な速さで小刻みにブラッシングしてくれるため、効率よくブラッシングできます。歯周ポケットなど汚れがたまりやすい部分も清掃でき、手で歯磨きをするよりも、歯周病や虫歯の原因となる歯垢を徹底的に除去できます。
②力が必要ない
電動歯ブラシは適切な箇所に歯ブラシを当てさえすれば、自分で力を入れて磨く必要はありません。そのため、年配者や子どもでも、正しい使い方を学ぶことで力を入れずに楽にオーラルケアが可能です。
電動歯ブラシ購入のポイント
たくさんのメーカーがさまざまなモデルを販売しており、値段もいろいろです。購入に迷う場合は、以下のポイントをチェックしてみましょう。
①駆動方式
電動歯ブラシの駆動方式は「回転式」と「振動式」に大きく分けられます。
回転式とは、円形のブラシが回転することにより、歯をブラッシングするタイプです。歯垢をしっかりと除去してくれる一方、ブラシが歯茎にあたってしまうと傷つけてしまう恐れがあります。 振動式とは、歯ブラシが高速で往復運動するタイプで、どちらかというと手動の動きに近いといえるでしょう。歯垢を除去する力は回転式ほどではありませんが、刺激が少ないため、歯茎にもやさしいです。
②電源
電動歯ブラシの電源は、充電式と電池式に分けられます。電池式は充電器が不要で、乾電池さえ購入すれば外出先などでも使用できる点が魅力です。
それに対し、充電式は自宅で使用したい方に向いているといえるでしょう。持ち歩きも可能ですが、その場合、連続使用時間も確認しておく必要があります。また、充電式のほうが全体的にパワーが優れている製品が多いです。
③ランニングコスト
電動歯ブラシのランニングコストとは、ブラシの交換にかかる費用です。最初に購入する本体に加え、歯ブラシと同じように定期的にブラシを交換しなければなりません。また、家族などで一台の電動歯ブラシを使う場合は人数分のブラシが必要です。メーカーや機種によってブラシの値段が異なるため、チェックしておきましょう。
④アプリとの連動
上位モデルの中には、アプリと連動できる商品も増えています。Bluetoothなどでスマートフォンにつなぎ、電動歯ブラシの使用回数や時間、磨き残しの箇所がないかなどをチェックできます。
まとめ
お口の状態はひとそれぞれ違います。もし必要なら歯科医にも相談し、自分に合った最適な電動歯ブラシを選ぶようになさってください。